フランス・マルセイユの武器密輸取締リーダー、ルーカス(ロシュディ・ゼム)は、セルビアを拠点とする武器密輸者たちを追っていた。そしてチームは密輸の証拠を掴むためにパリへと捜査網を拡げようとしていた。一方パリでは、麻薬捜査班のボス、ジュリアン・バス(マルク・ラヴォワーヌ)とルーカスの娘の捜査官マヤ(レイラ・ベクティ)が、捜査をしながらも金銭を受け取り、不正に手を染めていた。ルーカスはセルビアから輸入された果物や野菜を乗せたトラックを取り調べ中、密輸された武器の他にコカインを見つける。違和感をおぼえた彼は、パリにいるマヤと連絡をとるが、彼女はルーカスにつれない素振りを見せる。そんなある日、抗争が勃発、ルーカスの同僚が死亡したことをきっかけに、マヤはルーカスへ麻薬情報を流し、敵のアジトへと一人乗り込んでいく……。