ホテルでメイドとして働くスロベニア移民のソニア(クセニア・ラパポルト)と、郊外の邸宅で警備員として働く元刑事のグイド(フィリッポ・ティーミ)。2人はあるパーティーで出会い、すぐに惹かれ合う。互いを深く知るようになったある日、グイドは自分が働いている邸宅にソニアを招待する。しかし突然、強盗団の襲撃を受け、グイドが撃たれてしまう。大怪我を負いながらも、一命を取り留めたソニアだったが、事件の際の記憶を失っていた。1人悲嘆に暮れながら、疲れ果てるソニア。彼女はグイドの幻覚を見続けているのだ。もしかしたら本物のグイドを見ているのか、それとも正気を失ってしまったのか……。それとも、これは彼女にもう一度与えられたチャンスなのか?なぜ今、過去が蘇ってくるのか?数々の謎を孕みつつ、物語が展開してゆく……。