本土から遠く離れた孤島に8人の男女が招待されてやって来る。だが孤島の別荘には主人の姿が見えず、召使いのロジャース夫婦がいるだけだった。不思議に思った彼らが話し合った結果、彼らはいずれも手紙で招かれたもので、差出人のユー・エヌ・オーエン(U. N. Owen)を誰も知らなかった。ロジャース夫婦も周旋所から手紙で雇われ、1週間前に島に来たばかりだった。本土との連絡は、数日後に来るボートだけで、それ迄彼らは島にとじ込められたわけだ。ホールにある10人のインディアンの置き物を見てヴェラ(ジューン・デュプレ)は古い子守唄を思い出す。「10人のインディアンの少年が食事に出かけた 1人が咽喉をつまらせて9人になった/9人のインディアンの少年が遅くまで起きていた 1人が寝すごして8人になった/8人のインディアンがデヴァンを旅していた 1人がそこに残って7人になった」最後は「そして誰もいなくなった」で終る唄だった。彼らがくつろいでいる時、ロジャースがかけたレコードから、10人の罪を告発する声が聞こえてきた。10人はいずれも殺人を犯したというのだが、皆一様にそれを否定する。判事(バリー・フィッツジェラルド)は U. N. Owen が Unknown(無名者)と発音できることに気付く。プリンス・スタロフが毒入りの酒を飲んで咽喉をつまらせて死んだのを皮切りに、彼らは唄の文句通りにつぎつぎと殺されてゆく。殺人の後では必ずインディアンの人形が1つずつ壊されていった。もはや殺人者は彼らのうちの1人であることは明らかである。ついに残ったのはヴェラとロンバートの2人となった。犯人は2人のうちのどちらかなのか、それもとも唄のとおりに誰もいなくなってしまうのか……。