父が遺した山荘で暮らしているレーン(ミア・ファロー)は、親友のステファニー(ダイアン・ウィースト)や往年の大女優である母のダイアン(エレーン・ストリッチ)、ダイアンの現在の夫であるロイド(ジャック・ウォーデン)らと過ぎゆく夏の日を送っていた。ところが母は、父とレーンを捨てて愛人関係にあったギャングの許に走ったという、レーンにとっては忌わしい思い出でしかないスキャンダルな過去を自叙伝にすると言い、レーンの神経を逆なでしていた。さらに、母の伝記を書くために山荘に訪れた駆け出し作家のピーター(サム・ウォーターストン)にレーンはほのかに思いを寄せていたのだが、そのピーターがステファニーを愛していることを知り、また気まぐれな母が、処分しようとしていたこの山荘に留まると言い出したので、遂にレーンの苦悩は爆発してしまった。気まずい雰囲気の中、人々はそれぞれの生活に帰っていく。新たな季節がすぐそこに訪れようとしていた。