アン(キャロル・ロン・バード)とデイヴィッド(ロバート・モンゴメリー)のスミス夫妻は結婚して3年目、これまで喧嘩は数多く繰り広げてきたが、2人の愛は変わらなかった。ところがある日、弁護士事務所に出向いたデイヴィッドは、ハリー・ディーバーという老役人の訪問をうけ2人の結婚は役所の手続きのミスで無効であると知らされる。その足でハリーは、アンを訪ね同じことを告げる。夫から思い出の店“ママ・ルーシー”で夕食をとろうとの連絡をうけた彼女は、再びのプロポーズを期待するのだった。ところがその“ママ・ルーシー”は昔とは正反対のさびれようで、なかなか話を切り出さないデイヴィッドに不安と憤懣の念を抱いたアンは、夫を家から追い出してしまう。デイヴィッドは翌日からアンを追い回すが、彼女の決意は固く、どうしても妻の気持ちを自分に向けることができない。それどころかアンは、デイヴィッドの相棒で昔から自分に好意を寄せてくれているジェフ(ジーン・レイモンド)と結婚すると言い出した。デイヴィッドはアンとジェフの結婚を阻止すべくさまざまな妨害作戦を展開し、スキー場での大芝居でついに彼は妻の心を取り戻すことに成功するのだった。