陽気な看護婦のクリビア(ルス・ルカ)は、サクラ草通りでクリビア・ホームという療養所を経営している。そこの住人たちはみんな楽しく暮らしているが、隣に住む意地悪な大家のボーデフォル(パウル・R・コーイ)は、クリビアたちを追い出して、老人向け高級療養所を作る計画を密かに練っていた。そこで彼は、ホームの住人たちによる彼の飼い猫に対する動物虐待を理由に、裁判に持ち込む。だが、裁判中に住人の一人が発明した不思議な薬を飲んでしまい、突然良い人になってしまう。性格が豹変したボーデフォルは、クリビアや住人たちと仲良くなり、平和な日々が続いた。しかしある日、突然薬の効き目が切れて元の木阿弥に。嫌な奴に戻ってしまったボーデフォルは、クリビアに窃盗の濡れ衣を着せる。彼女は有罪判決となり、住人共々追い出されることに。ボーデフォルは大喜びするが、街の住民全員から嫌われてしまい、孤独を味わう。一方、たくさんの人々から別れを惜しまれるクリビアたち。その光景を盗み見て後悔の念にかられたボーデフォルは、クリビアたちと和解。ボーデフォルとクリビアは、2人の名を冠した療養所を共同経営することになり、サクラ草通りは再び明るさを取り戻すのだった。