17歳の高校生カイル(アレックス・ペティファー)は、わがままで考えの浅い少年。だが、高校では絶大な人気を誇り、まるで王子様のように振る舞っている。自分の容姿にうぬぼれ、自信過剰になっているカイルが、愚かにもいじめのターゲットに選んだのは、ゴシック・ファッションに身を包み、陰で魔女と噂されているクラスメイトのケンドラ(メアリー=ケイト・オルセン)。しかし、ケンドラはカイルの心無い仕打ちにも動じず、逆にカイルを戒めることにする。魔法を使うことのできる彼女は、カイルの外見を内面と同等の醜い姿に変えてしまったのだ。さらにカイルは、一年以内に外見ではなく内面を見て愛してくれる人を見つけなくてはならなくなる。それができなければ永遠に“ビーストリー(=忌まわしい)”の姿のままだというのだ。ただ一つの望みは、控え目で今まで存在も気づかなかったクラスメイトのリンディ(ヴァネッサ・ハジェンズ)だった。果たして、カイルは一年以内に、リンディの愛によって元の姿を取り戻すことができるのか……?