1990年代、アメリカ・ペンシルバニア州。刑務所を出所したサム・チルダース(ジェラルド・バトラー)は、信仰に目覚めた妻リン(ミシェル・モナハン)がストリッパーを辞め、稼ぎの悪い工員になったと聞き、家を飛び出す。サムは親友ドニー(マイケル・シャノン)と合流し、酒と麻薬に溺れる生活に戻る。ある日、サムは道でもめた男を半殺しのまま放置してしまう。後悔したサムはリンに助けを求め、教会で洗礼を受ける。人生をやり直すと決意したサムは建設現場で働き始め、やがて会社を設立する。数年後、教会の礼拝でウガンダの牧師の話に感銘を受けたサムは、リンや娘ペイジ(マデリーン・キャロル)、母デイジー(キャシー・ベイカー)に快く送り出され、現地のボランティアに参加する。北部ウガンダの建設現場に派遣されたサムは、スーダン人民解放軍のデン(スレイマン・スイ・サヴァネ)と出会う。サムはスーダンの難民キャンプで、子供たちが武装ゲリラ・神の抵抗軍(LRA)に拉致されては少年兵に仕立てられるという現実を目にする。数週間後、帰国したサムは、スーダンに孤児院を建てることを決意し、麻薬から更生したドニーに家族を任せてスーダンに赴く。LRAの妨害に遭い計画は困難を極めたが、リンの電話に励まされたサムは孤児院を完成させる。しかし孤児院の維持や子供たちの救出は簡単なことではなく、サムは苛立ちをつのらせていく。帰国しても攻撃的な態度を取り続けたサムは、ドニーに冷たく当たる。行き場をなくしたドニーは再び麻薬に溺れ、孤独に死んでいく。サムはリンに相談せず建設会社を売り払うと、スーダンへ旅立つ。サムの攻撃性はエスカレートし、孤児院でも凶暴な態度で振る舞う。ある日、元LRAの少年兵で、孤児院に保護されたウィリアムがサムの部屋を訪ねてくる。ウィリアムは、LRAの命令で母親を殺したという悲惨な体験を語る。それでもウィリアムが自尊心を失っていないことに感銘を受けたサムは、自分の使命を悟る。