愛沢健(中尾明慶)は、田園風景が広がるのどかな町に勤務する新米のお巡りさん。毎日事件もなく、退屈な日々に不満を募らせるが、同僚の先輩、瀬田(川原和久)には平和が一番じゃないかと諭される。そんなある日、少年が交番にゴールデンレトリバーの赤ちゃんを連れてきた。その子犬には“チョボ”と書かれた首輪が。だが、遺失物法が改正されて以来、交番では犬は預かることができなくなっていた。保健所の愛護センター職員、伴貴美子(中村ゆり)が引き取りに来るが、センターに預けても、引き取り手が現れない場合は1週間で殺処分されてしまうことを聞かされる。気が付くと、子犬を自宅に連れ帰っていた健。しかし自分の部屋はペット禁止のアパート。警察官という立場に迷いながらも、健は大家さんにバレないように隠れて飼うことを決める。とはいえ、犬を飼うことが初めての健は、子犬に翻弄されっぱなし。しかも、“チョボ”の兄弟“チョコ”、“チョロ”が見つかり、子犬3匹の面倒を一度に見ることになってしまう……。