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ちいさな哲学者たち

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  • 平均評点

    69.1点(38人)

  • 観たひと

    58

  • 観たいひと

    11

  • レビューの数

    13

基本情報

ジャンル ドキュメンタリー / ドラマ
製作国 フランス
製作年 2010
公開年月日 2011/7/9
上映時間 102分
製作会社 Ciel de Paris Production
配給 ファントム・フィルム
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ 不明
音声 ドルビーSRD
上映フォーマット 不明

スタッフ

キャスト

解説

1960年代に発表された“子どものための哲学”という研究成果に基づき、世界で初めて哲学の授業を取り入れたパリの幼稚園の様子を捉えたドキュメンタリー。幼稚園児たちが愛、自由などについて自分たちなりに考えることで、他人の意見に耳を傾けることや人間関係について学び、教師や親など大人たちにも影響を及ぼしてゆく。

あらすじ

1960年代、“子どものための哲学” という研究がコロンビア大学教授マシュー・リップマンによって発表された。子供が元々持っている“考える力”を話し合う事でさらに高め、その後の認知力と学習力、生きる知恵へと繋がってゆくということを提唱したのだ。その考えに基づいて2007年、フランスのとある幼稚園で世界初の試みが始まった。パリ近郊のZEP(教育優先地区)にあるジャック・プレヴェール幼稚園。そこで、3歳からの2年間の幼稚園生活に哲学の授業を設けたのだ。幼児クラスを受け持つパスカリーヌ先生は月に数回、ろうそくに火を灯し、子どもたちを集める。みんなで輪になって座り、子どもたちは生き生きと屈託なく、時におかしく、時に残酷な言葉を発しながら様々なテーマについて考える。“愛ってなに?”、“自由ってどういうこと?”、“大人はなんでもできるの?”などなど…。時には睡魔に襲われつつも、考えて話し合っていくうちに湧いてくる“言葉たち”。お互いの言葉に刺激を受け、意見は違っても他人の話に耳を傾けることを学び、自分たちの力で考える力を身につけてゆく。男女関係や貧富の差、人種の問題など、フランスならではの社会的テーマを語りあう子どもたち。試行錯誤しながらもこの画期的な試みに取り組んでゆく教師。そして、子どもたちとともに成長する家庭。そのすべてを通して、“人生を豊かに生きる力”、“子どもの無限の可能性”の大切さに改めて気づかされる。日本の教育現場でも議論になっている“考える力”とは?子どもたちに本当に必要なものとは何なのか? 新たな試みによる子どもたちの変化、成長、可能性、そして未来の教育を見守るドキュメンタリーが誕生した。

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