刑務所に服役していたドライバー(ドウェイン・ジョンソン)と呼ばれる男が、10年の刑期を終えて出所してくる。ウォーデン刑務所長(トム・べレンジャー)から最後に贈られた“これからは全て忘れて新しい人生を過ごせ”という言葉とは裏腹に、彼の心は自分と兄を陥れた連中への復讐に燃えていた。出所後すぐに1人目のターゲットのもとを訪れ、射殺するドライバー。定年間際の刑事コップ(ビリー・ボブ・ソーントン)は、女性刑事シセロ(カーラ・グギーノ)とともにこの銃撃事件の捜査に当たる。シセロの情報と監視カメラの映像から、犯人が10年前に起きたある銀行襲撃事件に関係していることを知る。それは、銀行を襲撃した犯人グループが別の何者かに襲撃されて全員射殺されたというものだった。その後、銃撃されたグループの中で一人だけ奇跡的に生き延び、服役した男がいたという。シセロは、今回の事件で監視カメラに映った犯人がその男に似ていると告げる。その男こそドライバーだった。一方、2人目の男を探すドライバー。その様子を監視する男がいた。それは、謎の依頼人からドライバー暗殺の指示を受けたキラー(オリヴァー・ジャクソン・コーエン)。狙われていることに気付かぬまま、2人目の復讐に向かったドライバーは、キラーと銃撃戦になる。だが、キラーの攻撃をかわし、ドライバーは2人目の復讐に成功。シセロとコップは、ドライバーを指名手配する。さらに次の標的に向けて行動を起こすドライバー。苦戦しつつも復讐を遂げ、コップの目の前で姿をくらます。一方、ドライバーを仕留め損なったことで引退を決意したキラーは恋人リリー(マギー・グレース)と結婚式を挙げる。だがどうしてもドライバーの事を忘れられず、決着を付けようと愛車を走らせる。最後の復讐に向かうドライバー。単独でドライバーの消息を追うコップ。様々な思惑が交差する中、ドライバーはアクセルを踏み込んでゆく。