フィンランド内戦末期の1918年4月、赤衛軍の女兵士のリーダー・ミーナ(ピヒラ・ビータラ)と仲間たちは、白衛軍の兵士たちに捕らえられる。ミーナの戦友マルッタは、自分が死んだら息子を迎えに行ってほしいとミーナに頼む。女兵士たちは乱暴された後、逃亡兵として射殺される。ミーナは辛くも助かるが、白衛軍の准士官アーロ(サムリ・ヴァウラモ)に見つかる。しかしアーロは他の兵士と違い公平な裁判にかけるため、ミーナをエーミル判事(エーロ・アホ)のいる裁判所へ連れていく。しかし2人の乗った船は、孤島に遭難してしまう。衰弱したミーナをアーロが看病するうち、2人の間に変化が訪れる。エーミル判事の元に来ると、ミーナは身柄を拘束されてしまう。エーミルは、黙秘を続けるミーナの名前や素性を力ずくで聞き出そうとし、アーロに彼女は有罪だと吐き捨てる。自分の部隊に戻ることになったアーロは、正直に話せば無罪になるとミーナに話す。ミーナはアーロに、マルッタの息子エイノの消息を確かめるよう頼む。エーミルは、その様子を覗き見ていた。アーロはエイノを訪ねるが、家の主人に追い返される。エイノはアーロの後をつけ、一緒に連れて行くようせがむ。アーロはエイノを孤児院に送り、迎えに行くと約束する。エーミルは、遭難したときの出来事をミーナに問い詰める。ミーナは答えず、エーミルを誘惑するが拒まれる。アーロは戻ってくるが、ミーナに面会することを禁じられ、エーミルの妻ベーアと一晩をともにするよう仕組まれる。しかしそれと引き換えに、ミーナの裁判権を得る。アーロはミーナに、マルッタだと名乗れば釈放されると伝えるが、ミーナは自分の名前を貫き、死刑を宣告される。自由にしてほしいと言うミーナのために、アーロは同性愛者のエーミルに自らを売る。翌日、拳銃を持ったアーロは、ミーナを連れて旅立つ。しかし、そこに白衛軍が迫って来る。アーロはミーナの拘束を解き、逃がそうとするが、ミーナは一緒にと訴える。