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四つのいのち

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  • 平均評点

    68.0点(25人)

  • 観たひと

    37

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    9

基本情報

ジャンル 社会派
製作国 イタリア ドイツ スイス
製作年 2010
公開年月日 2011/4/30
上映時間 88分
製作会社 Invisibile Film=Ventura Film=Vivo Film
配給 ザジフィルムズ
レイティング 不明
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット 不明

スタッフ

キャスト

解説

南イタリア・カラブリア州の山村を舞台に、人間、動物、植物、炭という4つの命を通して、すべての生命のつながりを描き出す映像詩。セリフやナレーションを廃し、長回しで美しい自然を映し出す。監督は、本作が長編2作目となるミケランジェロ・フランマルティーノ。第63回カンヌ国際映画祭監督週間正式出品作品。

あらすじ

南イタリア・カラブリア州の山深い村で、年老いた牧夫が山羊の世話をしている。牧夫は教会のほこりが病を癒すと信じて、毎日教会の床のほこりを水に溶いて飲んでいる。そんな暮らしを長年続けてきた彼は、ある晩、山羊に囲まれて息を引き取る。翌日、牧夫と入れ替わるように1匹の仔山羊が誕生する。初めての放牧で、仔山羊は群れに遅れをとってしまう。仔山羊は森で溝にはまってしまい、上ることができない。助けを求める鳴き声も、牧羊犬や人の耳には届かない。群れは仔山羊を残し、去ってしまう。ようやく溝から抜け出した仔山羊は、森のなかをあてもなくさまよう。夜になり、仔山羊は大きな樅の木のもとで眠る。春、村人がその大きな樅の木を切り倒しにやってくる。切り倒された大木は枝を落とされ、村に運ばれる。数百年も続くピタの祭りのために村の広場に立てられた樅の木は、祭りが終わると炭焼きに売られていく。樅の木は小さく刻まれ、小山のように組み上げられ、それ自体が炉の役割を担う。その小山を藁と粘土で覆い、火を点ける。古くから伝わる技術で木は木炭に生まれ変わり、人々の生活を支えていく。こうして、人間、動物、植物、炭という4つの命は、サークルを描き続ける。

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