新進作家として名をなしたベンミアーズ(デイヴィッド・ソウル)は、久びさに、故郷セイラムズ・ロットに帰ってきた。ニューイングランドのリゾート地であるその町は、以前と殆どかわっていない。女教師スーザン(ボニー・ベデリア)にも再会し、彼女に惹かれていることを新ためて感じるベン。彼には、以前より関心を寄せている館があった。そのマースティン邸には、古くから伝説的な話が語られ謎に満ちていた。今は、ストレイカー(ジェームズ・メイスン)という骨董商が住んでおり、彼は、バーロウという商売相手を毎日待ちわびていた。ベンは、学校長ジェイソン(ルー・エイヤース)と会い、マースティン邸にまつわる怪奇事件の数々をきいた。その頃森の中を歩いていた兄弟が何者かに襲われるという事件が起きる。そしてマーク(ランス・カーウィン)というオカルト世界に興味をもつ少年が、不思議な魔力にひきつけられ、死んだはずの少年の姿を見、模型の十字架で、その霊を追い払うことに成功する。それ以後、町では次々に怪奇な死亡事件が続いた。吸血鬼に関する古文書を調べているジェイソンが、マークに襲われた。マークは以前に少年にかまれたために吸血鬼の1人となっていたのだ。心臓発作を起こしジェイソンも非業の死をとげた。この事件が、明らかにマースティン邸にまつわる謎と関連のあることを悟ったベンは、教会から入手した聖水と、吸血鬼を殺す木の杭をもってマースティン邸へと向かった。マースティン邸には、予想通り吸血鬼が眠っていた。ストレイカーが待っていたバーロウこそ、その吸血鬼だったのだ。あらゆる知識を駆使してベンは死闘の末、吸血鬼を倒すのだった。