サウスカロライナの田舎町。離婚した小説家のジョン(ケヴィン・コスナー)は新生活を始めるため、思春期の娘ルイーサ(イバナ・バケロ)と7歳の息子サム(ガトリン・グリフィス)との3人で人里離れた大きな一軒家に引っ越してくる。ある日、家の周りを散策していたルイーサとサムは、古墳のように土が盛られた塚を発見、地中から何者かが囁くのを耳にする。やがてルイーザは毎夜、家を抜け出してはその塚に向かい、泥だらけになって帰ってくるようになる。しかも彼女はそのことを全く覚えていない。心配したジョンが寝室を覗くとルイーサは奇妙なワラ人形を握りしめていた。ジョンは娘の異常な行動が新居とその近くの塚に関係しているのではないかと疑い始め、不動産業者に問いただすと、かつてこの家では娘が異常な行動をとり、娘を監禁した母親が失踪、祖父に引き取られたその娘は謎の火災で死亡していたのだった。子供たちの身を案じたジョンは、ベビーシッターを雇うことにする。ジョンは死亡した娘の祖父を訪ね、その娘の行動がルイーサと全く同じであったことを知る。彼が帰宅するとベビーシッターの姿はなく、サムが恐怖に震えていた。ジョンは全ての元凶と思われる塚の破壊を決意。爆薬を用意し、シャベルカーで塚を崩そうとしたその時、塚の研究をしている大学教授が現れ、歴史的に貴重な塚を壊さないようにとジョンを制止する。彼らの研究ではその塚は“マウンド・ウォーカー”と呼ばれる絶滅寸前の地底に住む種族が埋葬されており、彼らの生き残りが今も種族を存続させるために彼らの女王となる人間の若い女性を探しているのだという。彼らの資料の中にあのワラ人形と同じものを発見したジョンは、一刻も早く塚を破壊すべきだと考え、作業員に塚の破壊を命じる。だが土を掘り起こすとそこにはベビーシッターの死体があり、作業は中断を余儀なくされる。そして遂に無数の“マウンド・ウォーカー”たちが現れた……。