映画監督のマーカス(リシャッド・ストゥリック)は、突然襲われる幻覚に悩まされていたが、それを映画作りのヒントにもしていた。そんなマーカスに、新作のオファーが舞い込んできた。幻覚や恋人の病気のことで悩んでいたマークスは、スランプに陥っていた。今回の監督オファーは、映画界のメインストリームに返り咲くために失敗することの許されない、最後のチャンスだった。マークスはスタッフとともに、映画の舞台であるルーマニア・トランシルバニア高原に向かう。ここは、ドラキュラ伝説を生んだことで有名な地だ。古びたスタジオで撮影を開始したマークスは、映るはずのない女性の人影や、謎の機材故障に悩まされるようになる。そしてこれらの小さなトラブルは、日増しに多くなっていく。