最終核戦争後の未来、絶滅した人類に代わって、トランスミュートした動物たちが地上を支配していた。かつてのロック界のスーパースター、モック(声:ポール・ル・マット)は、あるシークレット・ライブを行おうとしていた。それは別次元から悪魔を復活させる儀式であり、モックは悪魔(イギー・ポップ)に取り憑かれていたのだ。その儀式に必要なのは、悪魔の魂を甦らせる“ミラクル・ボイス”だった。モックはその声の持ち主が、無名のパンクロックバンドのボーカル、エンジェル(スーザン・ロマン)であることを突き止める。モックはシークレット・ライブで歌わせるため、エンジェルを誘拐する。バンドのメンバーたちはモックの野望を阻止して、エンジェルの奪還を目指す。そしてミラクル・ボイスを巡る、悪魔と神の最終決戦の火蓋が切って落とされる。