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ソフィアの夜明け

  • そふぃあのよあけ
  • Източнипиеси
  • EASTERN PLAYS
  • 平均評点

    70.9点(54人)

  • 観たひと

    84

  • 観たいひと

    10

  • レビューの数

    14

基本情報

ジャンル ヒューマン / ドラマ
製作国 ブルガリア
製作年 2009
公開年月日 2010/10/23
上映時間 89分
製作会社 Waterfront Film=Film i Vast=Chimney Pot, The
配給 紀伊國屋書店=マーメイドフィルム(配給協力 コミュニティシネマセンター)
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

解説

ブルガリアの首都ソフィアを舞台に、居場所を見失った青年とトルコ人女性の出会いを通して、生きる意味と人生の希望を問いかける。本作が映画初出演である主演のフリスト・フリストフの経験をヒントに制作されたが、彼は完成を待たずにこの世を去った。2009年の東京国際映画祭で“東京サクラグランプリ”ほか3冠を獲得。

あらすじ

両親と揉めてばかりいる17歳の青年ゲオルギ(オヴァネス・ドゥロシャン)は、もっと男らしく見られたいと、スキンヘッドのギャングに加わる。疎遠になっている兄のイツォ(フリスト・フリストフ)は38歳の木工技師。ドラッグ中毒で治療を受けていたが、生きることに投げやりになっていた彼は、アルコールに頼る日々を送っていた。イツォの恋人ニキ(ニコリナ・ヤンチェヴァ)は演技専攻の学生。若く純真な彼女はアーティストであるイツォを心から愛しており、彼なしの人生は考えられなかった。ウシュル(サーデット・ウシュル・アクソイ)はイスタンブール出身、20代のトルコ人女性。両親とともにベルリンに暮らす兄のもとへ自動車で向かっていた。長距離ドライブの途中、ウシュルと両親はソフィアで一夜を過ごすことにする。だが、その夜は悪夢に変わる。ゲオルギが加わったギャングたちの暴行を受けたのだ。偶然現場に居合わせたイツォは、ウシュルたちを守ろうとして一緒に暴行を受けてしまう。怪我をしたウシュルの父が病院へ担ぎ込まれ、そこでウシュルとイツォは言葉を交わす。次第に惹かれ合ってゆく2人。その一方でゲオルギとイツォは初めて心を通わせる。兄のお蔭で自分が陥っていた狂気と妄想に気付くゲオルギ。やがてウシュルの両親は、娘とイツォの関係に気付く。だが、ウシュルの父は民族的な違いを理由に、娘とイツォの交際を認めなかった。理不尽な決断から、イスタンブールに連れ帰られるウシュル。再び孤独に向き合うことになるが、彼らは以前とは違っていた。イツォは自分の明日を信じようとするのだった。

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評論家発映画批評:「ソフィアの夜明け」

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