人の数だけ、またその組み合わせの数だけ愛の行為があり、愛という名のもとにある愛の行為はすべて自由で気高く美しい、という叶恭子の考えに基づいて描かれる本作。「ジェラシーとパッションと信頼関係」「心の目で見えること」「一番感じる部分」「薔薇の接吻」「彼の望むこと」「プレシャスドールの歓び」のショートフィルム6部作で構成されており、“愛”にパッションや新しさ、ひらめきを強く求める叶恭子ならではのラブ・スパイスが随所に散りばめられている。同性愛、調教、SM、ラブトイプレイ、3P、ピーピングプレイなど、常識にとらわれないハードコアな愛を描写しているが、叶姉妹の気品ある存在感とアーティスティックな映像により、女性でも楽しめる作品に仕上げた。美しい映像と音楽に身をゆだね、恐れや偏見、モラルで固められた狭い世界から自らを解放すれば、人生にとって真の幸せを見つけることになるかもしれない。