6つのテーマに基づき、バハマ、ニューカレドニア、ガラパゴス諸島、フロリダ、タヒチ、オーストラリア、セイシェルといった世界の海を彩る生命たちを、かつてダイバーだったリュック・ベッソン監督が映し出す。登場するのは、ニューカレドニアのアオマダラウミヘビ、フロリダのアメリカマナティ、ガラパゴス諸島のウミイグアナ、ニューカレドニアのオニイトマキエイ、セイシェルのジンベイザメ、オーストラリアのホオジロザメ、バハマのマダライルカ……。また一方で、戦争や工業廃棄物の及ぼす恐ろしさもカメラはとらえていく。ナレーションを交えず、監督の盟友エリック・セラの音楽のみで、海の生物の生態を表現する。「グラン・ブルー」の水中カメラマンのクリスチャン・ペトロンと、潜水監督のジャン・マルク・ブールが、それぞれ本作でも撮影と潜水監督を務めている。