女子高生の栞(増田有華)には入院中の母と、家を出てアパートで一人暮らしをしている兄・元也がいる。栞はある朝、通学定期をなくしてしまっていることに気づく。その翌日、栞の通う高校で、誰かが降霊術の一種“ひとりかくれんぼ”をしていたことがわかる。噂は瞬く間に広がり、誰が何のために行ったのかと話題になる。その日、栞は母の見舞いに行こうと思っていたが、アルバイトのために行けなくなる。そこで元也に行ってもらおうと考え電話するが、連絡がつかない。不審に思った栞は、元也のアパートを訪ねる。すると元也は、いなくなっていた。栞が部屋にあったパソコンを調べると、元也が“ひとりかくれんぼ”のネット掲示板を見ていた形跡を見つける。栞はアルバイト先で、“ひとりかくれんぼ”について調べていた。そこへ元也の幼馴染み・白石が現われる。白石は栞と共に、元也を探すことを約束してくれる。しかし栞は、古いネット掲示板に、“河西元也、白石龍二…呪い殺す”と書かれているのを目にする。栞は次第に、怪しい気配に悩まされるようになる。