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日本のいちばん長い夏

  • にほんのいちばんながいなつ
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  • 平均評点

    67.8点(42人)

  • 観たひと

    57

  • 観たいひと

    7

  • レビューの数

    11

基本情報

ジャンル 社会派
製作国 日本
製作年 2010
公開年月日 2010/8/7
上映時間 111分
製作会社 NHK=アマゾンラテルナ
配給 アマゾンラテルナ(配給協力 ティ・ジョイ)
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ ビデオ 他
音声 不明
上映フォーマット HD

スタッフ

監督倉内均 
脚本倉内均 
原作半藤一利:(文春新書刊)
製作與田尚志 
プロデューサー堤啓介 
紀伊宗之 
下温湯健 
撮影三好保彦 
美術ディレクター古市百人 
美術掛幸善 
音楽小熊達弥 
音楽プロデューサー青山勇 
録音森英司 
音響プロデューサー桑木知二 
照明石田厚 
VE黒木禎二 
監督補河村毅 
助監督岡村明 
記録村上律子 
リサーチ塚本聖子 

キャスト

出演木場勝己 演出家
池内万作 半藤一利
キムラ緑子 楠政子
湯浅卓 迫水久常
中村伊知哉 松本俊一
青島健太 岡本季正
小田豊 吉武信
山本清 佐藤尚武
早川純一 富岡定俊
林望 大岡昇平
富野由悠季 今村均
重松収 荒尾興功
鳥越俊太郎 池田純久
立川らく朝 徳川夢声
島田雅彦 有馬頼義
田原総一朗 志賀義雄
瀬川菊之丞 館野守男
市川森一 村上兵衛
松永英晃 鈴木一
山本益博 上山春平
江川達也 会田雄次
武藤兼治 岡部冬彦
デイヴィッド・ディヒーリ ルイス・ブッシュ
柚原旬 池部良
加納竜 南部伸清
松平定知 扇谷正造

解説

岡本喜八監督により映像化された半藤一利編「日本の一番長い日」へと発展した座談会を再現したドラマ。「曲がれ!スプーン」の木場勝己を中心に、鳥越俊太郎、田原総一郎、富野由悠季、市川森一、江川達也など各界を代表する文化人が座談会出席者に扮して出演。再現ドラマを通じて終戦の真実が明らかになる。

あらすじ

2010年の夏、1人のテレビ演出家(木場勝己)が、終戦に関するある出来事の映像化を計画していた。彼の父は戦争経験者だが、その口から戦争の話を聞いたことがなく、人生や生き方を語り合ったこともなかった。1945年に復員した父は、戦後どのような思いで生きてきたのか?父の話を聞きたい。彼が映像化を考えたのは、1963年6月20日に開催された座談会『日本のいちばん長い夏』だった。そこでは、終戦時に政治や軍の中枢にいた者から前線の兵士、庶民など28人が一堂に会し、約5時間に渡って終戦について熱く語り合ったのだ。敗戦で焦土と化した日本だったが、奇跡的な復興を遂げ、1963年当時は高度経済成長真っ只中。団地が次々と建設され、テレビや電気冷蔵庫、自動車までもが庶民の手に届くようになった時代。翌年には東京オリンピック開催も決定しており、まさに日本中がお祭りのような明るさの中にあった。そんなときに、この座談会を企画したのは当時、雑誌の編集部員だった作家の半藤一利(池内万作)だった。演出家は半藤への取材を敢行し、同時に当時の座談会の再現を試みる。演じるのは俳優だけでなく、現在第一線で活躍する多数の文化人という異色のキャスティング。撮影の合間には彼らにも取材を行い、それぞれの戦争観を問う。中には終戦時、まだ生まれていなかった者も。ここで語られるのは、“日本政府はなぜポツダム宣言を最初黙殺したのか?”、“ソ連を仲介とする和平工作の失敗から見えてくるものとは?”、“ポツダム宣言受諾から8月15日の終戦までの経緯”、“当時の庶民の生活や意識、また戦地の兵隊たちの想いとは?”、さらには原爆投下、沖縄の惨劇など、議題は多岐にわたりながら、さまざまな立場、さまざまな世代による多角的な意見の交換は、やがて戦争の真実を明らかにしていく。それは演出家にとって、果たせなかった父との初めての対話でもあった……。

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