ロシア首相の愛息と愛娘が、遺伝子技術に基づくハイテク兵士“NGU”に誘拐される事件が発生。さらに、その黒幕であるチェチェン民族主義の過激派トポフ(ザハリー・バハロフ)がチェルノブイリ原子力発電所を占拠、原子炉の爆破を盾に取ってパサラン地区の完全独立を要求する。ロシア首相は米国の初期兵士開発プロジェクト“ユニソル”の科学者たちに協力を求め、4人のユニソルが復帰して解決に当たるが、NGUの圧倒的な攻撃力の前には成す術もなかった。そんな中、5人目のユニソルとして、同プログラムの最強の兵士であったリュック(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)に白羽の矢が立てられる。だが人間性に目覚めた彼は、沸き起こる凶暴性を抑えながら苦しいリハビリを続けていた。ユニソルへの復帰はリハビリの成果を無にすることに他ならない。しかし事態はもはや予断を許さぬ局面に突入しており、米国の対策本部に拉致されたリュックは向精神薬を投与され、能力の回復を強制されるのだった。慈悲や良心を捨て去り、ユニソルとして覚醒したリュックは早速チェルノブイリに送られ、兵士たちを蹴散らし、ゲリラ戦で敵の心臓部へと迫っていく。だがそこには冷凍保存されていた同じユニソルで、かつて死闘を演じたスコット(ドルフ・ラングレン)が待ち受けていた。トポフを抹殺して再び暴走を始めたスコットは、原子炉の爆破スイッチをオンにしてしまう。爆破までのタイムリミットは35分。リュックはスコットとの因縁の対決に挑み、さらにはNGU最強ソルジャー(アンドレイ・“ザ・ピットブル”・アルロフスキー)とも対峙することになる。ハイレベルの肉弾バトルの決着は……。