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アヒルの子

  • あひるのこ
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  • 平均評点

    80.2点(14人)

  • 観たひと

    18

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル ドキュメンタリー /
製作国 日本
製作年 2005
公開年月日 2010/5/22
上映時間 92分
製作会社 日本映画学校
配給 ノンデライコ
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ ビデオ 他
音声 不明
上映フォーマット DV

スタッフ

監督小野さやか 
製作総指揮原一男 
制作大澤一生 
撮影山内大堂 
音楽小倉里恵 
録音伊藤梢 
編集大澤一生 
アドバイザー小林佐智子 
栗林豊彦 
浜口文幸 

キャスト

出演小野さやか 

解説

5歳のとき幸福会ヤマギシ会に預けられた監督・小野さやかが、自らを解放するために家族と対峙する姿を映すドキュメンタリー。日本映画学校の卒業制作として、制作された。同校で教鞭を執る「ゆきゆきて、神軍」の原一男が製作を担当。HOTDOCS国際ドキュメンタリー映画祭、シャドードキュメンタリー映画祭正式出品。

あらすじ

本作の監督である小野さやかは、東京で一人暮らしをしながら専門学校に通っている。彼女は、自分には価値がない、誰にも愛されていない、必要とされていない、生きる意味がないと思い、苦しんでいた。彼女は5歳のときの1年間、家族から離れ、幸福会ヤマギシ会の幼年部に預けられていた。彼女はそのとき家族から捨てられたと思い、再び捨てられないようにいい子を演じてきた。しかし彼女は、いい子であり続けようとすることが自分を苦しめていることに気づく。自分を解放するため、自分の内面を縛り付けている家族たちと対峙しようと心に決める。彼女は家族に対し、怒りや憎しみ、悲しみ、寂しさなど、すべての感情をぶつける。幸福会ヤマギシ会は、1953年、養鶏家・山岸巳代蔵の養鶏教室を母体とし発足した、農業や牧畜を基盤とする理想社会を作るコミューン団体である。60年代後半からは、学生運動経験者が多数参画するようになる。80年代に入ると、子育て問題や環境問題に関心のある人たちから循環型社会のモデルとして、好意的に受け入れられるようになり、規模を拡大していく。1985年、ヤマギシ会の思想体系を体現する子供を育てるために、ヤマギシズム学園幼年部が発足する。幼年部は小学校に入る前の5歳児を、1年間親元から離して集団で生活させるというもので、小野はその5期生に当たる。

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