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掌の小説

  • てのひらのしょうせつ
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  • 平均評点

    58.4点(5人)

  • 観たひと

    7

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2010
公開年月日 2010/3/27
上映時間 80分
製作会社 「掌の小説」製作委員会(制作 T-artist)
配給 エースデュース(配給協力 グアパ・グアポ)
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ステレオ
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督坪川拓史 
三宅伸行 
岸本司 
高橋雄弥 
原作川端康成:(新潮文庫)
プロデューサー浅野博貴 
坪川拓史 
小林洋一 
撮影板垣幸秀 
八重樫肇春 
美術太田喜久夫 
井上心平 
音楽関島岳郎 
主題歌Kagrra:(「四季」KINGRECORDS)
録音山方浩 
照明田中利夫 
衣装宮本まさ江 
メイク清水ちえこ 
特機枡井正美 

キャスト

出演吹越満 
夏生ゆうな 
寉岡萌希 菊子14歳
中村麻美 菊子22歳
長谷川朝晴 信吾
福士誠治 
清宮リザ アンナ
菜葉菜 私の妹
香椎由宇 みさ子
奥村公延 新太郎
小松政夫 木賃宿の番頭
コージー冨田 友人K
星ようこ 保子
森下哲夫 老人
内田春菊 木賃宿の女中
内田紳一郎 活動写真館の使用人
有川マコト 豆腐屋のオヤジ
三浦佳子 

解説

川端康成原作『掌の小説』を、「アコークロー」の岸本司、「Lost & Found」の三宅伸行、「美式天然」の坪川拓史、「最後の言葉dear beloved」の高橋雄弥が監督したオムニバス映画。出演は、「天使の恋」の吹越満、「リンダ リンダ リンダ」の香椎由宇、ドラマ『純情きらり』の福士誠治ほか。

あらすじ

「笑わぬ男」路地裏にあるアパートで暮らす売れない作家の男(吹越満)と、その妻(夏生ゆうな)。病床に臥す妻は自分の死期が近いのを感じているのか、毎夜、細くなった白い足を夫に擦らせていた。ある日、桜が見たいという妻のために、男は桜が咲く裏山に向かう。「有難う」私婦の菊子(中村麻美)は毎晩違う男と寝ている。しかし彼女はいつも、今はもう会うことのないある青年(長谷川朝晴)のことを思い出していた。その青年は、菊子の故郷の乗り合いバスの運転手で、“ありがとさん”と呼ばれていた。ありがとさんはバスの中から、通り過ぎる馬車や大八車、馬にもありがとうと声を掛けていた。桜の咲く季節に、幼い菊子はありがとさんのバスに揺られ、街へと売られてきたのだった。「日本人アンナ」私(福士誠治)はある寒い日、財布をすられる。すった相手は、毎晩街の映画館でロシアの歌を歌っているロシア人の少女・アンナ(清宮リザ)だった。アンナに魅せられた私は、彼女が暮らす木賃宿を突き止める。私は夜な夜な彼女の隣の部屋へ通い、襖の奥からその姿を覗いていた。しかしある朝、アンナは忽然と姿を消してしまう。翌年の春、私は桜の木の下で、アンナによく似た美しい少女と出会う。「不死」新太郎(奥村公延)は、毎日同じ木の下で凧を揚げていた。ある日新太郎は街の雑踏の中で、今は亡きかつての恋人・みさ子(香椎由宇)の姿を見かける。新太郎とみさ子は手を取り合い、桜の木へと向かって歩き始める。そこは、みさ子が死んだ場所だった。新太郎は、満開の桜の木の下で凧を揚げる。

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