男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

土俵祭

  • どひょうまつり
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    64.6点(21人)

  • 観たひと

    33

  • 観たいひと

    11

  • レビューの数

    8

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1944
公開年月日 1944/3/30
上映時間 82分
製作会社 大映・京都撮影所
配給 紅系
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督丸根賛太郎 
脚本黒澤明 
原作鈴木彦次郎 
製作浅野辰雄 
撮影宮川一夫 
美術角井平吉 
川村鬼世志 
音楽西梧郎 
録音藤谷徳蔵 
助監督宮川孝至 

キャスト

出演片岡千恵蔵 富士ノ山(竜吉)
市川春代 きよ
羅門光三郎 玉ケ崎
山口勇 大綱
岸井彰 
大井正夫 黒雲親方
葛木香一 白玉親方

解説

明治初頭、旧時代の遺物として排斥風潮にあった相撲界に入り、横綱を夢見る愚直な青年の成長を描いたスポーツ青春映画。鈴木彦次郎の原作を「続 姿三四郎」の黒澤明が脚色。「マリア・ルーズ號事件 奴隷船」の丸根賛太郎が監督。撮影は「無法松の一生」の宮川一夫。出演は「決闘般若坂」の片岡千恵蔵、「火砲の響」の市川春代。現存しているのは78分の短縮版。

あらすじ

鹿鳴館に象徴される文明開化華やかりし明治初年。相撲は旧時代の遺物として排斥される風潮にあった。それを憂う関取・玉ヶ崎の元に弟子入り志願の少年・竜吉が訪れる。虫の居所が良くなかった玉ヶ崎と衝突してしまった竜吉は、捨て台詞を残し代わりに黒雲部屋に入門する。黒雲部屋の関取・大綱は、勝利こそ相撲道だという考えの持ち主で、ことあるごとに竜吉に辛く当たっていた。明治18年、竜吉は富士ノ山の四股名で相撲を取っていた。玉ヶ崎の親方の白玉は病に冒されており、部屋も小さいことから、黒雲親方は玉ヶ崎のためを思い、いろいろと融通をはかる。そしてそれが面白くない大綱だった。黒雲親方の一人娘・きよは富士ノ山にほのかな好意を寄せていたが、大綱はきよを娶り黒雲部屋を継ぐ気でいた。黒雲親方はそんな大綱に人格が出来てないものに後は継がせられないと怒る。大綱は富士ノ山に八つ当たりをする。富士ノ山は意固地になり、そんな富士ノ山をきよは心配する。巡業先で大綱と衝突した富士ノ山は疎外され、一人浜辺で悔し泣きをする。そんな富士ノ山に玉ヶ崎が救いの手を差伸べ稽古を付けてくれる。玉ヶ崎の人間の大きさに感服した富士ノ山は、如何に自分が愚かに意固地になっていたかを反省し、生まれ変わった様に稽古に精進し始める。そんな富士ノ山の姿を見て喜ぶきよ。明治18年夏場所では富士ノ山は幕内力士に出世する。それを祝う玉ヶ崎ときよだが、横綱となっていた大綱はそれが面白くない。白玉親方が病没し、玉ヶ崎も稽古中の怪我で引退、白玉部屋を継ぐことになった。玉ヶ崎は黒雲親方に富士ノ山を自分の部屋に移籍させて欲しいと願う。一度は断った黒雲親方だが、富士ノ山のためを思い移籍を承諾する。富士ノ山も承知したことを知ったきよは、富士ノ山を罵る。富士ノ山のために用意していた富士山の画を破り捨て立ち去るきよ。白玉部屋に移籍した富士ノ山はその画を稽古場に飾り、稽古に精進する。その甲斐もあり富士ノ山は実力を付け、短期間に出世していく。一方きよには次々と縁談話が舞い込んでいたがきよは頑なに拒否していた。そんなある日、雨のため困っていた見知らぬ芸者を手助けに人力車に同乗させた富士ノ山の姿を見かけたきよは勘違いをし、親方からの縁談を受けてしまう。明治22年、大関となった富士ノ山が大綱と対戦することとなった。不調な大綱に内緒で後援者が八百長試合を申し込んでくるが、富士ノ山は拒否し立ち去る。大綱は自分の知らぬところで八百長を申し込まれたことに立腹する。富士ノ山はお守りにしていたきよの富士山画をその場に忘れていたことに気付き、取りに戻ろうとする。そこに富士山画を届けにきよが訪れる。きよは自分の誤解に気付くが、既に後の祭りだった。翌日いよいよ富士ノ山と大綱との勝負が始まる。昨夜のきよの嫁入り話にすっかりうち拉がれた富士ノ山はなかなか気が入らない。それを桟敷で不安そうに見つめるきよ。やがて富士ノ山は気を取り直し、お守りの富士山画をしまい込んだ回しを験担ぎに叩く。白熱する勝負に客席は大いに沸く。そしてついに富士ノ山は勝利する。きよは隣の男に「日本一」と呼んでくれと頼む。それをきっかけに会場中から「日本一」と富士ノ山を称える声が沸き起こる。その歓声を聞きながらきよは富士ノ山を涙ながらに見つめるのだった。

関連するキネマ旬報の記事