高校生・天河小夜子は、新聞記者の金本に憧れ、ジャーナリストを目指していた。だが、ある日、金本は汚職スキャンダルを苦にして、電車に飛び込み自殺してしまう。ショックを受けた小夜子は、その頃から霊が見えるようになり、憂鬱な毎日を過ごしていた。そんな中、小夜子は金本が死亡した駅のホームで、危うく電車に轢かれそうになる。小夜子を救ったのは、大学生の海原勇気であった。小夜子は霊界で知った“ある言葉”に興味を抱き、勇気の心配をよそにテレビで知った“仏陀”と名乗る人物に会いに行く。しかし、目に見えない世界の真実を探り始めた小夜子に、なぜか次々と魔の手が襲いかかってくるのだった……。