歴史上初めて中国を統一した秦の始皇帝より6代前。紀元前360年の中国は魏、韓、趙、楚、斉、燕、秦の七国に分かれて覇権を争う群雄割拠の戦国時代だった。西部の弱小国だった秦は、大国・魏などに攻め立てられ内乱も勃発。衰退の一途を辿っていた。秦の第25代君主・孝公(ホウ・ヨン)は、疲弊し傷ついた国を建て直すべく、国家改革を決意。“広く奇計の士を求む”と国内外に優秀な人材を求める。その頃、魏の重臣に仕えていた商鞅(ワン・ジーフェイ)は、師亡き後の魏に登用されず出奔、秦へと向かう。やがて、運命的な出会いを果たす若き君主・孝公と天才参謀・商鞅。2人は富国強兵と重農政策を中心とした法治国家を目指し、一大改革を断行。秦は戦国最強の国家への道のりを歩み始める。