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路上のソリスト

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  • 平均評点

    68.5点(125人)

  • 観たひと

    242

  • 観たいひと

    34

  • レビューの数

    17

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2009
公開年月日 2009/5/30
上映時間 117分
製作会社
配給 東宝東和
レイティング 不明
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

解説

ジュリアード音楽院に通い、華々しい将来を約束されていたのに、いつの間にか路上で暮らすことになった実在の天才音楽家ナサニエル・エアーズと彼に魅かれる新聞記者との交流を題材にしたヒューマン・ドラマ。“路上のソリスト”ナサニエルを演じるのは「Ray/レイ」でアカデミー賞を獲得したジェイミー・フォックス。新聞記者ロペスに「アイアンマン」のロバート・ダウニーJr.。監督はゴールデングローブ賞を受賞した「つぐない」のジョー・ライト。他の出演者に「カポーティ」のキャサリン・キーナー。

あらすじ

殺風景なロサンゼルスの公園を、一瞬にして心安らぐ場所に変えた、清らかなヴァイオリンの音色。思わず音に向かって歩き出したロサンゼルズ・タイムズの記者、スティーヴ・ロペス(ロバート・ダウニーJr.)は、目を疑った。みすぼらしい身なりの男が、2弦しかないヴァイオリンを巧みに奏でているのだ。ナサニエル・エアーズ(ジェイミー・フォックス)と名乗り、べートーヴェンを敬愛していると言う男が、ジェリアード音楽院にいたと聞いたロペスは、今度は耳を疑った。権威ある名門校の卒業生が、いったいどうして路上に暮らしているのか、と。ナサニエルは確かにジュリアード音楽院に在籍していた。ただし、卒業ではなく退学だ。「彼の物語こそ、最高のコラムになる」とロペスは久しぶりに熱くなった。彼の手掛けるコラムには人気があったが、同僚のメアリー(キャサリン・キーナー)との結婚が破綻して以来、仕事への情熱も失いかけていたのだ。ロペスは、さっそくナサニエルに取材を試みる。彼の話は要領を得なかったが、教えてくれた電話番号を辿って、ナサニエルと姉と元音楽教師に話を聞いた。姉のジェニファー(リサ・ゲイ・ハミルトン)は行方知れずの弟を心配しながら、少年時代のナサニエルはチェロを弾いていたと語る。音楽教師は「本気で取り組むなら、世界がひれ伏す才能だった」と証言した。「弦2本で世界を奏でるヴァイオリン弾き。彼に夢と希望を尋ねた。あと2本弦がほしいと彼はこたえた。」ナサニエルについて書いたコラムは、会心の出来だった。感動した読者の一人は、自分のチェロをナサニエルにと送ってきた。ロペスはナサニエルにチェロを届けるが、チェロは路上生活者の支援センターに預けて、そこで演奏するという条件を告げる。高価な楽器は狙われるので安全のためなのだが、屋内を忌み嫌うナサニエルは耳を貸そうとしない。宝物を貰った子供のようにチェロを見つめる彼に根負けしたロペスは、数分だけその場で弾くことを許す。ナサニエルが弓を動かした瞬間、ロペスは確かに、自分の魂が別の世界へと連れ出されるのを感じた。ナサニエルが音楽院を去り、路上で暮らすようになった理由、世間では、それを統合失調症と呼ぶ。支援センターの責任者で、心に問題を抱えた路上生活者をケアしているデイヴィッドは、「診断なんて役に立たない。必要ないのは彼を病人扱いする人間だ」と語る。ナサニエルの人生を、しばらく書き続けることにしたロペス。毎晩、路上の略奪者や売人や酔っ払いの間に横たわり、それでも神を讃えて「全世界に安らかな眠りと」と祈るナサニエルを見守るうちに、ロペスの胸には「彼を助けたい」という願いが芽生え始める。連載を重ねるに従って、コラムの人気は高まり、ナサニエルに手をさしのべる人も現れる。LAフィルからは、ディズニーホールのコンサートに招かれた。演奏曲目はベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」。「騒ぎを起こしたくない」と尻込みするナサニエルを、ロペスはリハーサルに連れて行く。ナサニエルにプレゼントしたつもりが、素晴らしい贈り物を貰ったのは、ロペスの方だった。「同じ音楽を聴いて、音楽に魅入って彼を感じると、高貴な何かがそこに存在する気がした」興奮して語る元夫に、メアリーは「それは恩寵、神の愛よ」と教える。「僕には、あんなに何かを愛せない」ロペスは、ナサニエルの音楽へのピュアな愛に感服する。ナサニエルに天才音楽家としての人生を取り戻す─今やそれが、ロペスの目標になった。手始めにロペスは、LAフィルの主席チェリスト、クレイドン(トム・ホランダー)にレッスンを依頼し、練習場所として支援センターのアパートを借りる。しかしナサニエルはクレイドンとの会話で、ひどく不安になってしまう。やはり治療が必要だと思い詰めたロペスは、「人生が変わり、彼を救えるのなら、拘束して強制的薬を飲ませるべきだ」とデイヴィッドに訴える。デイヴィッドは、「友情を裏切るのは、彼の唯一のものを壊すことだ」と諭す。答えの出ない問題に、悩み続けるロペス。その時、ナサニエルのとった予想もしない行動が、ロペスの人生観を根底から覆そうとしていた……。

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