男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

浪漫者たち

  • ろまんしゃたち
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    35.0点(2人)

  • 観たひと

    4

  • 観たいひと

    0

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2009
公開年月日 2009/5/30
上映時間 75分
製作会社 「浪漫者たち」製作委員会
配給 「浪漫者たち」製作委員会
レイティング 不明
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督田中千世子 
脚本牧野圭祐 
金允洙 
田中千世子 
エグゼクティブプロデューサー鈴木隆一 
製作田中千世子 
プロデューサーすずきじゅんいち 
林海象 
撮影監督川上皓市 
撮影灰原隆裕 
美術星埜恵子 
音楽吉澤幸男 
録音岩丸恒 
今村寿志 
永口靖 
新開賢 
照明川井稔 
編集冨田伸子 
助監督福本明日香 
スチール遠崎智宏 
振り付け八木朝輝 
ピエロの絵井上由加里 

キャスト

解説

「みやび 三島由紀夫」の田中千世子監督が青春の教養をテーマに据えた初の劇映画。若手舞台俳優が日本の伝統文化や文学に触れ、様々な事を消化吸収していく姿を描く。出演は、本作が映画デビューとなる演劇界のホープ、伊勢谷能宣、「ジェネラル・ルージュの凱旋」の佐野史郎、「夢幻彷徨 MUGEN-SASURAI」の石川真希など。

あらすじ

俳優の伊勢谷能宣は、舞台「前夜」の通し稽古の最中で、彼は青年彫刻家に扮している。1年ほど前、伊勢谷は急に日本的なものに憧れて、能を習い始めた。その稽古初日に梅若靖記先生は仕舞の「三輪」を舞っていた。ある日、伊勢谷は奈良県の桜井駅に降り立つ。駅前で黄色いマウンテンバイクに乗った石川(石川真希)の姿を目にした伊勢谷が三輪明神で知られる大神神社にたどり着くと、彼女もそこにおり、互いに言葉を交わした。石川は「日本浪曼派」の保田與重郎を研究しており、記念にと言って「日本浪曼派」の雑誌を伊勢谷に手渡す。その後、伊勢谷は狭井神社へと向かった。ここには三輪の神さまの御神体のお山に登る入り口があるのだが、お山に登る決心ができていない彼は狭井神社を出て、池のほとりで三島由紀夫の書「清明」が刻まれた記念碑を見つける。しばらく歩いて檜原神社に到着した伊勢谷は、着物と袴に着替え扇を構えた。すると、どこからともなくギターを抱えた紳士(佐野史郎)が現れ、伊勢谷をからかうのだった。東京に戻った伊勢谷は、茶道の中村洋子先生の娘・純子からピアノのミニ・コンサートと一緒に読書会もしたいので協力してほしいと頼まれる。彼はそのテキストをゲーテの「若きウェルテルの悩み」に決め、保田與重郎の「ヱルテルは何故死んだか」を参考資料にする。伊勢谷が司会を務めた読書会は、思うような成果は出ず、彼は落胆するが、その時の参加者キムが浪漫主義に興味を示した。数週間後、キムと会った伊勢谷は、キムが書いた戯曲に主演することになる。そしてその「前夜」のラストで伊勢谷扮する青年は、決して挫けない浪漫者の魂を告白する。その後、久しぶりにやまとを訪れた伊勢谷はさわやかな気持ちでお山に登って行くのだった……。

関連するキネマ旬報の記事

2009年6月上旬号

インタビュー:田中千世子「浪漫者たち」監督