聴覚障がい者4名と健聴者1名で構成された手話ロックバンド“BRIGHT EYS”を追ったドキュメンタリー。結成20年目を迎えた彼らのライヴと共に、メンバーひとりひとりがバンドに懸ける情熱、毎日の生活の中でぶつかる悲喜こもごもな出来事を赤裸々に語る。監督は「電撃BOPのセクシーマザーファッカーズに!!」の島田角栄。1989年に名古屋県立名古屋聾学校で結成された“BRIGHT EYS”は、ドラムの成田佳総以外全員が聴覚障がい者。だが、彼らのステージは痛々しいほどの生命力に溢れており、生きていることの喜び、そして圧倒的な孤独を全てロックというパワーに変えていく。あるメンバーは「バンドが生き甲斐」と言い、またあるメンバーは「バンドをやっている時、いちばん孤独感を感じる」と言う。ままならぬ世界でのたうちまわりながらも、自由を求めて歌い踊り続ける彼らにカメラは執拗に迫っていく……。