1983年、サッチャー政権下のイギリス。フォークランド紛争で父親を亡くした10歳のショーン(トーマス・ターグーズ)は、ロンドン郊外で母親と二人で暮らしている。学校でダサいファションとからかわれたショーンは、喧嘩をして校長から大目玉。その帰路、スキンヘッドのグループがたむろしているところを通りかかると、リーダー格のウディ(ジョセフ・ギルガン)が、ショーンを傍らに座らせ話を聞いてくれる。彼らと仲良くなったショーンは、母親にスリムのジーンズを買ってもらい、ウディの彼女・ロル(ヴィッキー・マクルーア)に頭を剃ってもらう。ロルからシャツとサスペンダーをプレゼントされたショーンは、こうしてスキンヘッズの仲間となった。そんなある日、彼らのリーダーだったコンボ(スティーヴン・グラハム)が、刑務所から戻ってくる。コンボは、現在のイギリスの退廃の原因は移民のせいだと主張、パキスタン人を恐喝する。ウディやロルはコンボから離れていくが、ショーンはコンボと共にグループの一員となり、その中で自分の生きる道を見つけていく。