イギリス・ロンドン。2人の若者、ワンツー(ジェラルド・バトラー)とマンブルズ(イドリス・エルバ)は仲間のハンサム・ボブ(トム・ハーディ)の助けを借りて、不動産取引で一儲けしようと目論む。しかし計画をよく練らなかったために失敗し、レニー・コール(トム・ウィルキンソン)に多額の借金をする。レニーは犯罪組織の親玉で、腹心アーチー(マーク・ストロング)と共にロンドンの裏社会を牛耳っていた。この一連の出来事を操っていたのもレニーだった。ワンツーとマンブルズの元に、会計士ステラ(タンディ・ニュートン)から新たな不動産ビジネスの話が舞い込む。ロシア人大富豪ユーリ・オモヴィッチ(カレル・ローデン)が新しい複合商業施設の建設予定地として、街の一等地であるウォーターフロントに目をつけ、スムーズな取引のためレニーに助けを求めたのだ。ユーリは手続きが終わるまでの約束で、大切にしていた“幸運の絵”をレニーに貸す。しかしその絵を、レニーの義理の息子でロック・スターのジョニー・クイド(トビー・ケベル)が持ち出してしまう。レニーとアーチーは、ジョニーの元マネージャーであるロマン(ジェレミー・ピーヴン)とミッキー(クリス・ブリッジス)を脅して、ジョニーを捜させる。