舞台はおそらく現代のとある国。国民の無関心により選挙で勝利をおさめた健全健康党は、“チョコレート禁止法”なる法律を発令する。チョコレートをはじめとするお菓子や飲み物を、健康に悪いという理由だけで全て禁止してしまったのだ。そんな中、ハントリー・ハンター(声:豊永利行)とスマッジャー・ムーア(水沢史絵)は、憧れのルイーズ(高橋美佳子)に会うために今日もバビおばさん(森ひろ子)のスイーツ・ショップに向かっていた。法律ができるまでは大層賑わっていた店であったが、今や見る影もない。肩を落とすバビおばさんを横目にふたりは、街外れの閉鎖された廃坑でチョコレートの密売が行なわれているということをルイーズから聞かされる。彼らがさっそくその廃坑に出向くと、そこで不可解な暗号を見つけた。苦心の末、暗号を解いたふたりは密売の場所へ潜入…。と思いきや、そこでは大勢の人々が秘密のチョコレート・パーティを開催していた。久しぶりのチョコの味に感激するハントリーとスマッジャー。しかし喜びも束の間、パーティ会場にチョコレート警察が押し入り、ハントリーたちの友人、デイヴ(知桐京子)が逮捕されてしまった。理不尽な法律に怒りを隠せないハントリーとスマッジャーはルイーズと共に、仲間の協力を得ながらチョコレートの密造・密売を始めるのだが……。