ハイスクール時代の交通事故の賠償金で食いつないでいるベン(セス・ローゲン)は、バカ仲間たちと共同生活をおくりながら、『女優がオッパイを見せる映画』の検索サイトを立ち上げようとしている。しかし、自堕落な生活が長いせいか、困難にぶち当たると仲間とともにマリファナやゲーム、バカ話に現実逃避してしまう筋金入りの無責任男である。そんな彼にも大人の責任を自覚せざるをえない日がやってくる。バーで出会った新進TVキャスター・アリソン(キャサリン・ハイグル)と意気投合し、酔った勢いでコンドームも着けずにベッドイン。その8週間後、彼女から妊娠を告げられる。慌てふためくものの、無慈悲に堕ろすよう言うこともできない。支えになると口約束し、アリソンを安心させることが、彼のこの段階での精一杯の誠意だった。アリソンも感激の涙を流し、彼を人生のパートナーとして迎え入れる。最初のうちは、育児書を漁り、産婦人科をめぐり歩いて主治医を探し、ベビー用の買い物をするなど、ふたりで行動することが楽しかった。しかし、実は無職で、経済力も責任感もないうえに品もないベンのことを深く知れば知るほど、アリソンの不安は増すばかり。しかも姉夫婦と同居している彼女はケンカの耐えない夫婦生活を目の当たりにしており、自分の妊娠にも楽観的になれずにいた。そしてついに、買った育児書に目も通していないベンに対してアリソンの怒りは爆発。二人はケンカ別れする。それでもやはり悪い男になれないベンは、ラスベガスへ傷心旅行に出かけた際に、同行したアリソンの義兄がこぼす結婚生活の愚痴を耳にして、逆に一念発起。今度こそ自堕落生活を脱却し、彼女の愛を取り戻そうと決意するが……。