マイク・エンズリン(ジョン・キューザック)は、かつては父子の交流を描いたフィクション小説などを書いていたが、幼い娘を失ってから、全米各地の心霊スポットを取材してはその真相を本にして出版するようになっていた。彼自身は超常現象などに遭遇したことはなく、噂は客寄せのためだと割り切っていた。ある日、彼の元に葉書が届く。葉書には“ドルフィンホテル”というホテルの名前と、“絶対に1408号室に入るな”という言葉が書かれていた。マイクは執筆中の新作『呪われたホテルの部屋』の最後の章にこのホテルを載せることを決め、下調べを始める。すると、このホテルの1408号室に宿泊した56人の客すべてが自殺していたことがわかる。マイクはドルフィンホテルにチェックインする。そして1408号室に泊まりたいと訴えるが、支配人オリン(サミュエル・L・ジャクソン)はマイクを説得する。1408号室では56人の自殺以外に、22人が自然死を遂げていたり、偶然バスルームに閉じ込められたメイドが両目を刺して笑っていたり、1時間持ちこたえた人はいなかったという。さらにオリンは死亡した宿泊者のファイルを見せて妥協を迫るが、マイクは鍵を受け取り1408号室へ向かう。