ペンシルバニアの山奥。ジェイソン・クリード(ジョシュ・クローズ)は監督として仲間たちとともに大学の映画学科の卒業製作用ホラー映画を撮影していた。だが、スケジュールは大幅に遅れ、スタッフも俳優も疲労困憊の状態。その頃、スタッフの一人がラジオから流れてくる衝撃のニュースを耳にする。それは、世界各地で死体が蘇り、生きている人間を襲い始めたというものだった。メディアの情報は混乱しており、家族への連絡もつかなくなったジェイソンたちは撮影を切り上げ、帰路を急ぐ。全員でキャンピングカーに乗り合わせて下山するその途中、蘇った死体が人を襲う場面に遭遇。ドキュメンタリー監督志望のジェイソンは、恋人デブラ(ミシェル・モーガン)の反対を押し切って、この事態をカメラに収めようと決意する。手始めに彼らが立ち寄ったのは大学の寮だったが、そこは既にもぬけの殻となっていた。次に訪れた病院では、医師も看護婦も“生ける死人”となり襲いかかってきた。初めての敵を前にして対抗する術のない学生たちは、一人、また一人と犠牲になっていく。だが、テレビなどマスメディアは事実を伝えていなかった。世界各地で大惨事が発生しているにも関わらず、彼らは“事態は鎮静化に向かっている”と虚偽の報道を繰り返していたのだ。その一方でインターネット上の動画投稿サイトには、衝撃映像の数々が公開されていた。ジェイソンも撮影した映像をその場で編集しつつ、次々とインターネット上に公開していく。なんとしてでも生き残り、事実を後世に伝えて世界を救うという使命に燃えるジェイソン。だがその努力むなしく、仲間は次々と息絶え、食料や物資も底をつく。世界は次第に終焉へと向かっていた……。