ニューヨーク、ブルックリンに住むカメラマンのベン(ジョシュア・ジャクソン)とジェーン(レイチェル・テイラー)は、友人たちの祝福を受けて幸福な結婚式を挙げる。ふたりは、ベンのファッション撮影の仕事とハネムーンを兼ねて、日本へと出発。エキゾチックでエキサイティングな国での新婚旅行は、愛情に満ちあふれた新生活の最初の美しい思い出となるはずであった…。日本の地を踏み、ふたりは宿泊先のコテージへと向かうため車を走らせる。夜の山道。地図を確認しようと、ふとよそ見をしたその時、白い薄衣をまとった日本人女性が車の前に現れる。車は道を外れて土手から落下。ベンとジェーンは気を失うが、やがて意識を取り戻し、警察に通報する。しかし、警察官と共に辺りを捜索したにもかかわらず、轢いたはずの女性の姿はどこにも見当たらない。無傷のままその場から消えたのか、冷え切った山道でなぜ女性が一人で立っていたのか、ジェーンの疑問は募っていくばかりであった。一方、ベンは、この事故の後遺症か、次第に肩や首に痛みを覚えるようになっていく。彼らが撮った写真には白いモヤが写り、ますます不安になっていくジェーン。そして、ベンが仕事に追われる中、異国の地で孤独感を感じていたジェーンの前にあのときの“彼女”が現れる……。