2004年11月1日。ハンク・ディアフィールド(トミー・リー・ジョーンズ)は、息子で軍人のマイク(ジョナサン・タッカー)が軍から姿を消したという知らせを受ける。ハンクは元軍人警官で、マイクの兄も軍人。そんな軍人一家で育った息子が無許可離脱などするわけがないと、ハンクは不審に思う。そして妻ジョアン(スーザン・サランドン)を残し、マイクが帰還したはずのフォート・ラッドへ向かう。帰国したマイクと同じ隊の仲間、ペニング(ヴェス・チャサム)、ロング(メカッド・ブルックス)、オーティス(ヴィクトール・ウルフ)、ポナー(ジェイク・マクラフリン)は、皆マイクの行方を知らなかった。地元警察の女刑事エミリー・サンダース(シャーリーズ・セロン)がハンクに協力しマイクの捜索をしていた矢先に、マイクの焼死体が発見される。2人は真相を探ろうとするが殺害現場が軍の管轄内だったため、事件は警察の捜査から手を離れてしまう。しかしエミリーの助けで、ハンクは死体が遺棄された場所に向かう。そこで彼は、殺害現場は軍の管轄である基地の敷地外だと見抜く。ハンクが真実を解き明かすにつれ、息子の心の闇が明らかになっていく。そしてそれは、ハンクがこれまで信じてきた世界を覆すことになったのだった……。