郊外の住宅地に住む男子高校生ケール(シャイア・ラブーフ)は、目の前で最愛の父を自動車事故で亡くしてしまう。深い悲しみによって自暴自棄になり、母親のジュリー(キャリー=アン・モス)や教師に対しても無愛想で陰気な態度を見せるようになる。そんなある日、宿題をやってこなかったことを教師に咎められたケールは、怒りを爆発させ、その教師を殴ってしまう。裁判所から言い渡された処罰は、3ヶ月の自宅軟禁。ケールの足首には、半径30メートルを超えると警察に通報されるGPS監視システムが取り付けられる。母親からはテレビやコンピューターゲームまでも取り上げられ、自宅内で退廃的な生活を送っていたが、退屈しのぎに何気なく近所の覗き見をするようになる。妻の外出中にメイドと浮気をする夫、隣に引っ越してきた美しい同級生アシュリー(サラ・ローマー)などを見ているうちに、ケールは窓の外に見える光景に好奇心を抱き始めていた。やがて、アシュリーとも親しくなり、親友のロニー(アーロン・ヨー)を交え3人で“覗き見ゲーム”にのめり込んでいく。ある日、ケールは血まみれのゴミ袋を引きずる人影を目撃する。同じ頃、付近では赤毛の女性ばかりが行方不明になる事件が連続して起こっていた。ケールは、家の裏手に住むミスター・ターナー(デヴィッド・モース)が事件の容疑者と同じ車に乗っていることに気づき、疑念を抱くようになる。次々と浮かび上がるターナーの不審な行動の真相を探るため、ケールはデジタル機器を利用して、アシュリーやロニーと共に覗きを続けていく。しかし、その行動はミスター・ターナーに察知されていた……。