サンフランシスコの東部に位置する小さな都市オークランド。ビルをながめる1人の男。彼はやがて10階まで上がり何くわぬ顔で窓から飛び降りた。一命をとりとめたその男ローリー(ジョン・サベージ)は、病院に運ばれた。退院したローリーは、しかし歩行が困難になっており、これからどう生活してゆくか途方に暮れていた。ある日、彼はふらりと立ち寄ったマックスという名のバーでジェリー(デイヴィッド・モース)という足の不自由な青年と知り合った。マックス(ジャック・オレーリー)が経営するこのバーの常連は、ジェリーだけでなく皆、体の一部に障害をもつ者ばかりだったが、この店の中に、これまでに感じたことのない温かみをローリーは感じた。彼らは、生活保護を受けながらマックス・バーをわが家のように感じ親しんでいたのだ。ジェリーのガールフレンド、アン(エイミー・ライト)は、薬に犯されているジャンキーで、ジェリーのあらゆる努力も無駄に終っていた。ジェリーは、バスケットボールが好きで、地元のチームウォリアーズをひいきにしていたが、実は、彼もプロに匹敵する実力をもっていたのだ。ジェリーの足は、手術をすれば直る可能性があったが、それには巨額の手術代が必要だった。そんなころ、店の経営難に陥っていたマックスが心臓発作でたおれ、遺産を相続したローリーが、マックスを救うべく一万ドルで店の権利の半分を買いとった。ローリーが雇った新しい従業員の中に、ルイーズ(ダイアナ・スカーウィッド)という、金髪のチャーミングな娘がいた。一方、ジェリーの才能を見込んだプロ・バスケットボール選手が、手術代を提供することになり、手術のためにジェリーは町を離れていった。その間、ローリーとルイーズの感情は深まっていった。クリスマス・イブに約束どおり、ジェリーが元気な姿になって戻ってきた。その数日後、ローリーはルイーズに初めて愛を告白するが2人は高まる感情をおさえて友達関係を維持した。2人の間にジェリーがわり込んできて、ローリーの憂うつな日々が過ぎるがルイーズは好きなのはローリーだけだと告白した。やがて、マックス・バーの連中が皆応援にかけつける中で、ジェリーが、バスケット選手としてデビューを飾るのだった。