ラスヴェガス。プロのポーカープレーヤー、ハック(エリック・バナ)は、相手を“読む”ことにかけては凄腕の天才。たとえ勝ち目のない勝負でも、常に強気で攻めるのが彼の信条。ただし、プライベートでは誰にも深入りせず、女性とのつき合いも後腐れのない関係ばかり。そんな彼の前に、唯一、“読めない”相手が現れた。歌手になる夢を抱いてラスヴェガスに出てきたばかりの新米シンガー、ビリー(ドリュー・バリモア)。会って間もない相手に財布の中身もさらけ出してしまうような、真っ正直で、裏も表もない、そんな彼女との出会いが、ハックの人生を変えていく。勝負にこだわるあまり、ビリーの気持ちを踏みにじってしまったハックは、彼女の心を取り戻すために、ポーカー世界大会への出場を決意する。しかし、そこには乗り越えなければならない最大のライバルが。それは、かつて自分と母を捨てた父親、ポーカー界の伝説のプレーヤー、LC・チーバー(ロバート・デュヴァル)だった……。