39歳のサラリーマン、ガピル(イ・ムンシク)の平凡な日々が突然、崩壊の危機に直面した。愛娘ダミが、カラオケボックスで見知らぬ高校生に暴行され、入院したというのだ。加害者が通う高校の教頭は、「これは子供達の単なる喧嘩だ」と責任を回避した。怒りに震えたガピルは、加害者の高校生に掴みかかろうとするが、逆に取り巻きの男たちに突き飛ばされてしまう。父親の助けを求めているはずのダミに思わず当たってしまうガピル。ダミは失望し、父親の不甲斐なさに泣きじゃくるのだった。ガピルもすっかり意気消沈してしまう。そんな時、彼はテレビにあの加害者の高校生・テウクが映っているのを見た。包丁を手にすると、何かに追い立てられるようにテウクの通う高校に向かうガピル。生徒たちが取り囲む校庭で、包丁を振りかざして「テウクを出せ!」と叫んだ。そのガピルの後頭部を肘で殴りつけ気絶させたのは、スンソク(イ・ジュンギ)という高校生だった。ガピルが目覚めるとそこにはスンソクの同級生たちがいた。ガピルの行動の原因を聞いた彼らは、テウクへの復讐計画を提案した。喧嘩の強いスンソクに、ガピルを特訓させればいい、というわけだ。一旦はその申し出を断るスンソクだが、ガピルの娘ダミが事件のショックで外出恐怖症になったことを知ると考えを改めた。実はスンソクも人に言えないトラウマを抱えていたのだった。こうして高校生の師匠と、39歳のサラリーマンの弟子という奇妙な師弟の、過酷な40日間の特訓が始まった。