物語の始まりは、2日前に遡る。南カリフォルニアの高校。ブレンダン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は高校で謎の指令めいた文言が記された紙片を拾う。その指令通りに従い、交差点で佇んでいると、突然公衆電話のベルが鳴った。受話器を取ると、その声の相手は以前、付き合っていたエミリー(エミリー・デ・レイヴィン)だった。エミリーはブレンダンに窮地に陥った身の上を告白する。「ブリック、フリスコ、ピン、タグ」と謎めいた言葉を彼女は口走った。そのエミリーの言葉の真意が掴めないブレンダンはエミリーの周辺を探ろうとする。演劇部の花形女優カーラ(ミーガン・グッド)にブレンダンは話を聞きに行く。エミリーについての質問をのらりくらりと誤魔化すカーラ。その夜、エミリーのランチ友達、ローラとブレンダンはパーティでエミリーのゆくえについて話し込む。ローラはそこで「コーヒー&パイ、オー・マイ!」の店名をブレンダンに告げた。翌日、「コーヒー&パイ、オー・マイ!」に向かったブレンダンが出逢ったのは、ドード(ノア・セガン)だった。エミリーのゆくえを尋ねると、「俺といる。お前が来たら追い払えとさ」と言った。ブレンダンは、秘かにドードを尾行し、やがて彼に寄り添うエミリーの姿を目撃する。ついに、エミリーと再会したブレンダン。復縁を迫るブレンダンを撥ねつけるエミリー。そして、エミリーが落としたメモ帳の中から、またもや謎の暗号を見つける。その日の深夜、ブレンダンは、排水坑からあふれる“何か”にエミリーが呑み込まれる幻覚を見る。翌朝、その排水坑の前でブレンダンが発見したのは、エミリーの遺体だった。そのとき、ブレンダンはトンネルを走り去る足音を聞き、追いかけようとするものの、見失ってしまう。エミリーの遺体を排水坑の奥深くに隠したブレンダンは、エミリーの残した4つの謎の言葉から、学園に蔓延する麻薬組織の存在に行き当たる……。