アメリカの中で危険な土地のひとつといわれているL.A.サウス・セントラル。ジョナサン(ジョナサン・ヴェラスケス)は母親と父違いの兄・エディ(エディ・ヴェラスケス)との3人暮らし。近所には“スパムボール(精子玉)”というあだ名のミルトン(ミルトン・ヴェラスケス)、童貞のキコ(フランシスコ・ペドラサ)、キコの兄貴のカルロス(カルロス・ラミレス)、ルイ(ルイ・ロハス=サルガド)、そして女をはらませて別れたという過去を持つポーキー(ウスヴァルド・パナメノ)がいる。学校が終わったら時に公園で戯れ、時に家でパンクロックを弾き鳴らす。ある日、7人はビバリーヒルズへと旅立つ。スケーターの憧れ、ビバリーヒルズ高校にある”9つの階段”でスケボーをするために。到着し早速滑っていると、白人の姉妹、ジェイド(ローラ・セルナー)とニキ(ジェシカ・スタインボーム)に声をかけられる。「私たちはここに住んでるの。絶対に来て」彼女たちは白人で金持ちの嫌味な奴らと一緒に消えて行った。今度は白人の警官が7人に声をかける、ここはスケボー禁止区域だと。警官はキレだして本気で捕まえにかかった。必死で逃げる7人だが、カルロスのみが警官に捕われてしまう。”9つの階段”で出会った姉妹の家へ行く6人。彼女たちは快く彼らを受け入れた。情事に耽るジョナサン。いざ、セックスをしようとするキコのところに、さっき会ったリッチボーイがいきなり部屋に入ってきて、無抵抗の彼に拳をふるう。彼らがあわてて逃げる中、ジョナサンはこっそりジェイドにキスをした。家から家へ、逃げまどう6人。豪邸での豪華すぎるパーティーでスカウトされるも、アクシデントでディレクターは階段から転げ落ち、俳優の家では最後に残ったルイが、ピストルで撃たれてしまう。とうとう5人になってしまった仲間。それでも、彼らは笑う。笑って生きるしか、もうないのだ……。