警察官専門の精神科医カル・ジャミソン(マーティン・シーン)は、不慮の事故で妻を亡くし、息子のクリス(ハーリー・クロス)と共に友人の弁護士の紹介でアパートを見つける。そのアパートの女主人ジェシカ(ヘレン・シェイヴァー)は、何かと父子の面倒を見てくれた。その頃ニューヨークでは6歳から10歳位までの幼い男の子が腹部を切り裂かれ惨殺されるという事件が頻発した。その担当刑事ロペス(ジミー・スミッツ)はノイローゼになりカルの患者となった。雑誌“ニューヨーカー”の表紙写真から犯人の見当をつけたロペスだったが、カルにそのことを知らせる前に謎の死を遂げる。後任のマクタガート警部補(ロバート・ロッジア)と共に捜査に協力するカル。ロペスの死体の近くに例の表紙写真が落ちていたことでその人物ドナルド・カルダー(ハリス・ユーリン)に接近するカル。カルダーはカルダー財団の立役者だ。やがて、この猟奇的な連続殺人事件の背後にアフリカの宗教集団サンタリアの存在があることを知ったカルは、その正体がカルダー財団であることをつきとめる。サンタリアの呪いでロペスを半狂乱におとし入れた彼らはマクタガートにも魔の手をのばす。同じく狂ってしまったマクタガートは自分の拳銃をカルに託した。しかし、クリスがサンタリアの生け贄として狙われていた。決死の覚悟でカルダーらに立ち向かったカルは、凄絶な闘いの末、クリスを無事に取り戻すのだった。