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ディア・ピョンヤン

  • でぃあぴょんやん
  • Dear Pyongyang
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  • 平均評点

    79.4点(63人)

  • 観たひと

    89

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    14

基本情報

ジャンル ドキュメンタリー / 社会派
製作国 日本
製作年 2005
公開年月日 2006/8/26
上映時間 107分
製作会社 チュオン/CHEON
配給 シネカノン
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ カラー
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督梁英姫 
脚本梁英姫 
プロデューサー稲葉敏也 
撮影梁英姫 
サウンド犬丸正博 
編集中牛あかね 
字幕赤松立太 
翻訳赤松立太 

キャスト

解説

大阪で生まれ育った映像作家ヤン・ヨンヒが自身の家族を10年にわたって追い続けたドキュメンタリー。外では威風堂々としているが、家ではステテコ姿で母にベタ惚れの父。朝鮮半島と日本の政治情勢に翻弄されながらも、家族のささやかな暮らしのために闘ってきた父親と、生まれた時から自由を謳歌して育った娘のギャップ。それらを痛快なエンタテインメントとして描きながら、思想や価値観の違いをはるかに超えた場所にある絆を浮かび上がらせいく。

あらすじ

朝鮮総聯の幹部として、人生のすべてを<祖国>に捧げる両親のもとで、ヤン・ヨンヒは育った。3人の兄たちは30数年前に北朝鮮に<帰国>。父は朝鮮総聯の中心メンバーとして活動を続けている。在日コリアン2世の母と結婚し、3人の息子と1人の娘をもうけた。3人の兄が、<祖国>北朝鮮に<帰国>することを知らされたのは1971年のこと。彼らは、それぞれ家庭を築き、今もピョンヤンで暮らしている。兄たちがピョンヤンに渡ってからというもの、母は日用品を段ボール箱につめて送り続けている。2001年秋。父の古希をピョンヤンで祝うことになった。兄のアパートに着いた両親とヤンは、元気いっぱいの甥や姪から歓迎を受ける。長男の息子ウンシンは、停電になってもロウソクの灯りの中でピアノを弾き続けた。盛大に行われた父の誕生日会には、全国から約100人もの参加者が集まった。マイクの前に立った父は、「革命家を育てることが自分の仕事」だと宣言する。そして自分は「まだ祖国に忠誠を尽くしきれていない」とも。日本に向かう船の上で、母はいつまでも手を振り続けた。それから3年の月日が過ぎた2004年、父が脳梗塞で倒れた……。

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