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三十四丁目の奇蹟(1947)

  • さんじゅうよんちょうめのきせき
  • Miracle on 34th Street
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  • 平均評点

    76.4点(163人)

  • 観たひと

    242

  • 観たいひと

    18

  • レビューの数

    33

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1947
公開年月日 1948/11
上映時間 96分
製作会社 20世紀フォックス映画
配給
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ
メディアタイプ
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

解説

「センチメンタル・ジャーニー」と同じくモーリン・オハラとジョン・ペインが主演する映画で「バアナデットの歌」を脚色したジョージ・シートンが、自ら脚本を書き監督に当たった4回目の作品である。原作はアカデミーのオリジナル・ストーリー賞をとったヴァレンタイン・デイヴィースの書きおろしものである。助演は「王国の鍵」のエドモンド・グウェン「我が道を往く」のジーン・ロックハート及びポーター・ホール、新顔の子役ナタリー・ウッド「鉄腕ジム」のウィリアム・コウアン等で、撮影は「夜霧の港」のチャールズ・G・クラークとロイド・エイハーンが監督し、ニューヨークのメイシー百貨店及び付近の街の実景を撮った。グウエンはアカデミー助演オスカーを与えられている。

あらすじ

感謝祭の日、ニューヨーク第一の百貨店メイシーは、クリスマス・パレードを34丁目通りで催すのが常である。8頭立てのトナカイがひくおおそりに乗っているサンタ・クロースは、クリス・クリングルと名乗る本当に長い白ひげの老人であって、人事係長ドリス・ウォーカーが新たに雇ったのだった。彼女には8歳になる娘スーザンがあったが、スーザンはアパートの隣室の住人の弁護士フレッド・ゲイリーと親しくなり、その縁でドリスとフレッドとも友達になる。クリス老人は人気をわき立たせたので、百貨店では7階おもちゃ売場の人寄せに立たせて、クリスマス・セールを始める。クリスは子供のために希望の品を言わせ、その品がメイシーになければ売っている店を教えた。その顧客本位のサービスは大好評で、他店もそれを見習うようになり、クリスは店主メイシーのおほめに預かる。ドリスは男まさりの活動的な実際家で、娘のスーザンにもおとぎ話や夢物語を読ませず、サンタ・クロースなんかも嘘だと言い聞かせている。ところがある日スーザンはフレッドに連れられてメイシーへ行き、クリスのひざに抱かれてひげを引っぱると本物だったのでクリスが言う通りに彼が本当のサンタ・クロースだと信じ始める。これにはドリスは当惑したが、フレッドが自分のアパートにクリスを同居させたので、よく観察すると偏執狂ではないかと思われる。これにはドリスも当惑した。クリスがフレッドのアパートに同居することになったので、ドリスはクリスをよく知ることとなる。しかし、自分を本物のサンタ・クロースだといいはるクリスに疑惑を抱いたドリスは、彼をメイシー専属の医師ソーヤーに診察させると、犯罪自責観念に起因する精神病と診断された。怒ったクリスはサンタの杖でソーヤーを殴ってしまった。このためクリスは公立病院で精神鑑定を受け、精神病院へ入れられることとなる。フレッドはあきらめかけているクリスを、彼を信じ愛する少年少女たちのために戦えと励まし、自ら弁護役を買って出て、法廷で争うこととなる。クリス側の有利な証人はメイシー氏をはじめ童男童女に至る数百人に及んだが、何よりもメイシー百貨店おもちゃ部気付サンタ・クロース様と宛名を書いた数百通の郵便が配達されたので、ハーパー判事はクリスをサンタ・クロースであると言い渡した。ドリスもクリスを好きになり、彼女を愛しているフレッドの求婚を受けいれて、スーザンと三人で楽しい家庭をいとなむこととなった。

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