CIA捜査官のグリフ(ウェズリー・スナイプス)は、「最後の仕事」となるはずの任務でルーマニアのブカレストに赴く。彼は地元のギャングであるディミトリと接触し、サッカー場まで移動して武器の密売人と会する。会合の最後、ディミトリはグリフが捜査官であることをリークする電話を受け、男たちは一斉にグリフへ発砲するが、彼はディミトリを除いて全員を殺す。一方、主要なサッカーチームのオーナーであり、“タカ”の俗称を持つジョセフ・ボスタネスコは、試合後、自宅でパーティーを開いていた。訪問客の1人は、ワシントンD.C.に核起爆剤を届けるようボスタネスコに要求する。さらに、彼らがすでにボスタネスコに100万ドルを送金したこと、また受け渡しの際に1億ドルを受取ることができると言うが、その要求に憤慨したボスタネスコは男を刺し、死体をバイヤーへ警告として送りつけるように命令する。一方、ブカレスト警察署に拘留されたグリフのもとへ、彼の古い友人であり仲間でもあるCIA諜報員マイケル・シェパードがやって来る。米国内でグリフは起訴されており、訴訟が2日後に行われることが決定したのだ。シェパードはグリフに、ナディア・コミンスキ(シルヴィア・コロカ)という女性を護衛して飛行機でアメリカに戻って欲しいと頼む。ナディアの護衛とボスタネスコの犯罪は、意外な線で一つにつながるのだった。