強盗団のボスであるジャック・タリバー(ウェズリー・スナイプス)は、地元のカジノ数軒で強盗を行う計画をまとめた。3箇所から3台の現金輸送トラックが保管倉庫に向かい、20店舗のカジノから一斉に運び出された現金を積み込むのだ。1日に引き渡される現金は2千万ドル以上なので、仲間で等分してもかなりの大金になる。タリバーは、カジノのトラックが倉庫に戻る途中でハイジャックされたように見える計画を立てた。最初の襲撃後、ファンデルブリンクが率いるカジノの警備部隊はすぐさま応戦する。緊急安全計画を行使し、ファンデンブルクは倉庫に戻る全てのトラックを警察の護衛をつけて回収するように命じた。タリバーたちは計画の第二段階を開始し、倉庫へ侵入できるように警備員の格好をして最後のトラック1台を拉致する。彼らはまた、警察の注意をそらすためにトラックにおとりの爆弾を仕掛け、タリバーと仲間はカジノの現金を盗む決意で倉庫に近づいた。計画は大成功。だが、トランクケースを開けると、中に入っていたのはロシアン・マフィアが所有するゴッホの絵画だった。報復に出たマフィアによってタリバーの恋人スーザは誘拐され、仲間たちは彼の目の前で全員射殺される。警察、マフィア双方に追われながら、タリバーは亡き仲間たちの敵をとるために、そしてスーザを奪い返すために、単身ロシアン・マフィアに立ち向かう。しかし、その先には意外な結末が待っていた。